【介護疲れの果てに】
今日ニュースを見ていたら、
「100歳の認知症の実父の介護疲れで、71歳の娘が無理心中をはかり、
実父は死亡、本人は命をとりとめた事件」の初公判が行われたと見ました。

以前にニュースで、「介護で疲れていたかも知れないが、殺人は殺人。」と
実刑判決をした裁判官がいました。あ、その時も日記に書いたかもしれません。

私が今日この日記を書きたかったのは、
裁判員制度もはじまるので、「殺人は殺人」という判決をしてほしくないという気持ちがあるからです。

私は実際に認知症の患者さんの看護を経験しています。
暴言や暴力のある認知症の患者さんは、
たった、8時間という勤務の中の数時間関わっただけでも、耐えられないのです。
介護者が認知症の患者さんを叩いてしまうという気持ちも、とてもわかります。

私も実際にそういう気持ちになりましたし、それをしないのは、仕事だからです。
それくらい、精神的にも体力的にも、認知症の介護って大変なものです。

そんな大変なことを、24時間1人で行う。なんて、考えただけでも、恐ろしいです。

この娘さんは35年間介護をし、最後の10年間は認知症になってしまった父を介護していたといいます。

10年間!!

すごいって私は思います。71歳で、そんなことを続けていたなんて。

たぶん、想像している、100倍は大変です。
どんどん人が人であるための理性が失われていくのです。
最終的には、その人がその人でなくなって、暴言を吐いたり、暴力をふるったり、徘徊したり、
汚物をまきちらしたり、

そして一番つらいのは、家族を忘れ、他人としてしか見れなくなります。

毎日の暴言、暴力、身体的な介護、そして、娘でなく他人と言われ、物を盗んだと罵られる日々。

10年間…。しかも介護サービスもなしで、一人でみてきたなんて、
本当にうつ病になるのも当然だと思います。というか、1年前まで、よくならなかったと思います。

この人に罪を償えというのなら、
介護してきた35年間で、もう罪は償っている。と私は思います。

在宅介護を進めたいと国はいいますが、
制度もなにも整っていなくて、家族に押しつけるだけの今の状況では
在宅介護は難しいと思います。

違うニュースで、母親の介護をしなければいけない状況になった人が
本人の希望もあり、在宅ではなく介護付き施設に入って、
毎日1度面会にいき、上手くやっている。という放送もみました。

私はそれが一番いい形だと思います。
介護ってかなり大変です。
無理がかかると、お互いに辛いことになります。
専門家にまかせる。

私も将来は、たとえ子供ができたとしても、介護付きの施設に入ろうと思っています。
こどもに迷惑はかけたくないし、というか、自分のせいで迷惑かけてると思うのが嫌です。
そのためにも、貯金しなきゃ。と思ってます。

一番いいのは、介護を必要としないうちにポックリいくことなんですけど、
病気の人ばかりをみてると、それがあたり前に思ってしまうんですよね。

▽▽詳しい事件の内容▽▽(ネットであったもののコピーです)
(読売新聞 2008年12月2日)
『宮崎市の自宅で100歳の実父を殺害したとして殺人罪に問われている同市吉村町、無職佐藤智子被告(71)の初公判が1日、宮崎地裁(高原正良裁判長)であり、佐藤被告は起訴事実を認めた。検察側は冒頭陳述で、壮絶な介護の実態を明らかにしつつ、懲役5年を求刑。弁護側は「遺族に処罰を求める声はない。6000人近い嘆願書も集まっている」と執行猶予付きの判決を求め、即日結審した。

 起訴状によると、佐藤被告は昨年12月24日、自宅で就寝中だった父の正行さんの腹や首などを包丁で刺し、失血死させた。その後自殺を図り、帰宅した夫に見つかって一命を取り留めた。

 冒頭陳述などによると、佐藤被告は35年前から父の世話を始めたが、父は10年ほど前から認知症の症状が出て、叱責(しっせき)したり、つえを振りかぶったりするようになった。叱責は毎日のように続き、被告は昨年4月、うつ病と診断された。父は深夜に大声を出し続け、徘徊(はいかい)する行為や部屋の窓ガラスの損壊も。実の娘を他人と思い込んで、「取ったものを返せ」とののしったこともあった。

 一人で日常生活を送ることは困難になり、自宅に客を招くことさえできなくなった。家族で話し合い、同年12月25日に介護施設への入所を決めた。ところが、24日午前、父は自宅を施設と誤解して「施設には入らん。死んだ方がまし」と激しく抵抗。被告は入所が無理と思い、自殺も考えたが、「父親を残せば、夫や妹にも迷惑をかける」と考えて無理心中を思い付いたという。

 佐藤被告は別の時期にも自殺を考えたが、踏みとどまっており、犯行後は夫に「ごめん、死なせてちょうだい」と語ったという。被告人質問で「殺すしか手段はなかったのか」と問われ、被告は消え入るような声で「今考えてもよく分かりません」と供述した。

 検察側は論告で「今後、被告のような家庭が急増すると予想されるが、安易に寛大な刑は高齢者の命を軽んずる風潮につながりかねない。負担を強いられたのは事実だが、動機は自己中心的」と指摘した。一方、弁護側は長年介護を続けた被告自身も病を患い、無理心中を図った事情へ理解を求めた。判決は26日に言い渡される』
△△以上△△

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はじめまして^^! 「まゆ」です

『まゆ』

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  • はじめまして「まゆ」です。
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    36歳で結婚、38歳で出産
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    私41歳夫48歳姫3歳の
    晩婚晩産家族です。

    私の偏った節約生活、
    ほとんど日常を
    日記に書いていますので、
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    の資格持っています☆
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